ミニ講話 宮司のいい話
NO.21  「神のお働き」
     今回は「神のお働き」についてお話し致します。

     我々神主は、祈願者と神様との仲取り持ちとして、色々なお願い事をご依頼され神様にご祈祷致します。奇跡的に不思議なお力によってお願い事がかなえられる事も有りますが、お聞き取り下さらない事も有ります。

     人間には、生まれながらに決まってしまっている、どうにも変えられない宿命と、努力によって変えられる運命とが有ります。

     どうしても変えられない宿命はいくら神様にお願いしてもかなえられないのです。例えば、女に生まれた以上いくら願っても男に生まれ変わる事は出来ません。いくら嫌な親で有っても、生んでくれた親を変える事は出来ません。又、生んだ子供を変える事も出来ません。このように、生まれながらに決まってしまっている宿命が、時には病気で有ったり、寿命で有ったりすることも有ります。しかし、宿命は自然の大法則として受け入れるより仕方がないのです。総てが神様のお働きなのです。

     私は神様のお働きには、3つのしくみが有って、世の事すべてを導き治めて下さっているのではないかと思います。

     一つは、宇宙の真理としての絶対的なお働きです。

     二つ目は、人間の事を思って良き方へと護り導いて下さる、神の愛情としてのお働きです。

     三つ目は、神の子として生まれた人間自身の中に授けられた、計り知れない能力や機能としてのお働きです。

     この三つのしくみの神様のお働きによって、我々は生かされていると思います。

     人間の脳は15パーセントから良く使う人で20パーセントしか働かせていないそうです。するとそれ以上の脳の働きを開発したならば、どれ程の計り知れない未知の能力が秘められているか分かりません。

     動物や鳥は自分の死期が分かると言われております。死が近づくと自分自身の体を葬るのです。ですから、山を歩いても、町中でも動物や鳥の死骸を見かけることがありません。見るとしたら車に引かれた死骸ぐらいです。これはやはり動物や鳥には死期が分かる能力が授かっているからこそ、自分の亡きがらを葬るが如く、安らかな眠りにつく為に隠れた所にて死を迎えるのであろうと思います。昔の偉い人は自分の死期が近づいている事が分かったそうです。我々も修練によって、死期を感じる事が出来るようになるかも知れません。

     又、人によっては予知能力、透視能力、霊との交信等、一般的には考えられない能力を発揮する人がおります。人間の能力には、神の子としての限りなく秘められた働きが内存しているのです。

    どんな逆境や苦難で有っても真剣に考え、真剣に取り組んだならば、必ず乗り切る能力が授かっているのです。神様のお力を外に求めるのでは無く、自分自信に内存する神のお働きを信じ、努力、工夫して自分自身の能力を十分に活用するのです。そしてどうしても自分に出来ない事は、人間の事を思って良き方へと護り導いて下さる、神様の愛情におすがりして、お任せするのです。真理を犯さない願い事であるならば、神様はお働き下さいます。

    神様のお働きの三つのしくみによって、我々は迷う事なく安心して生きて行けるのだと思います。 

    平成12年3月1日


講話リストに戻る

←前のお話    次のお話→

札幌八幡宮では、最新の講話を宮司自ら朗読した、
テレホン講話“菊池宮司のいい話し”をご用意しております。
みなさま是非お気軽にご利用ください。 見本の音声はこちら(約5分間)
道内の方:0120-371-874 道外の方:011-377-1874

また、札幌八幡宮社殿にて月例講話会も実施いたしております。
毎月10日午後時より行っておりますので、
どなたでもお気軽にお越し下さい。(無料)



【ホームに戻る】