ミニ講話 宮司のいい話
NO.192  めぐりあわせ
     私は、今まで生きてきた人生を振り返って、人生の喜びって何だろうな、と考えてみました。今までの人生の中で、色々な人達と出会い、色々なことをやってきました。遊びであれ、スポーツであれ、仕事であれ、ボランティア活動であれ、勉強や習いものであれ、恋愛や失恋であれ、家庭を築くなど、たくさんの人達との関わりあいの中で、喜んだり、悲しんだり、怒ったり、笑ったり、楽しんだり、苦労をしたり、挫折をしたりしながらも一所懸命生きてきました。そうした一所懸命生きること自体が人生の喜びであったような気がします。

     一時は苦しくて辛くても、我慢をして乗り切った時には、「やったー」という喜びと満足感が味わえます。人生の荒波や壁にぶつかっても、へこたれずに頑張って生きていく。自分が困っている時に、思いも掛けない人が助けてくれる、励ましてくれる。自分が傷つき苦しんでいる時の励ましは涙が出るほど嬉しいものです。

     そうした人と人との出会いの中で、人生って素晴らしいな〜と感じることができるのです。人生の喜びは人との出会いの喜びではないでしょうか。それぞれの人が、それぞれの人生を一所懸命生きています。そんな人達との出会いの中で、感動したり、人生の素晴らしさを感じたりしてきました。決して気の合う人達ばかりではなく、気の合わない人、嫌な人もたくさんいます。しかし、そういう人達も皆自分の人生を一所懸命生きているのです。

     人間という字は、人と間と書きます。間を「ま」と読んで、広辞苑を引くと、色々な意味が書かれている中に「めぐりあわせ」という意味が載っています。この「めぐりあわせ」こそが人間という意味にピッタリではないでしょうか。「人と人とのめぐりあわせ」そこに人間としての喜び、人生の喜びがあると思います。

     色々な人との出会いの中に、大変魅力的に感じる人との出会いもあります。スタイルや顔形ではなく、人間性による魅力です。自分にはない良いものを持っている人に魅力を感じることもありますが、私は、人生を前向きに、元気にイキイキと生きている人に感動的な魅力を感じます。

     歌手のさだまさしさんは、コンサートの終わりに必ず言う言葉があります。それは、「病気をしていても心が元気な人は、元気な人です。皆さん、又会う日まで元気でいてください」と。

     素晴らしい励ましの言葉だと思います。我々は病気や逆境に陥ると、心まで落ち込んでしまいます。しかし、元気な人との出会いによって自分も元気になれるのです。素晴らしい人との出会いによって、自分も素晴らしい人になろうとする元気がわき出てきます。

     色々な人とのめぐりあわせ、出会いによって自分の人生が築かれていきます。

     子どもは親を選んで生まれてくることはできません。親も又、子どもを選んで産むことはできません。不思議なめぐりあわせによって生を受け、親と出会い、兄弟姉妹と出会って家族となります。

     この地球上に何十億の人間がいても、自分の親や兄弟姉妹そして自分の子どもは他にいないのです。この素晴らしい不思議がめぐりあわせによって家族として出会えたのです。人生の中で最初に出会う人が家族です。家族を大切にできなければ人生の素晴らしさは分かりません。

     人と人とのめぐりあわせが人生ならば、どんな人との出会いも無駄はありません。嫌な人との出会いも、好きな人との出会いも、すべて人生のめぐりあわせです。好き嫌いをしたら、自分と出会う人の半分は嫌いになってしまいます。折角の人生のめぐりあわせです。嫌な人だなと思ったら、見方を変えて、良いところを探して見ましょう。今まで気のつかなかったところに気づくのではないでしょうか。そして、良いところだけを見てあげると、その人がだんだん好きになってきます。

     誰とでも素晴らしいめぐりあわせが味わえる、素晴らしい楽しい人生を送りましょう。



講話リストに戻る

←前のお話    次のお話→

札幌八幡宮では、最新の講話を宮司自ら朗読した、
テレホン講話“菊池宮司のいい話し”をご用意しております。
みなさま是非お気軽にご利用ください。 見本の音声はこちら(約5分間)
道内の方:0120-371-874 道外の方:011-377-1874

また、札幌八幡宮社殿にて月例講話会も実施いたしております。
毎月10日午後時より行っておりますので、
どなたでもお気軽にお越し下さい。(無料)



【ホームに戻る】