ミニ講話 宮司のいい話
NO.153  今、生きている
     皆さんは、最近何か失敗したこと、悲しいこと、苦しかったこと、つらかったことはありましたか。現在大変な苦労を感じている人もいると思います。しかし私達は今、こうして生きています。神様は、自分にしょいきれない荷物は与えません。その時は一瞬闇の世界に入ったような、谷底に落ちてしまったような気持ちになりますが、私達には自分の力ではい上がる知恵と行動力が与わっています。八方ふさがりと思っていても、どこかに抜け道を与えてくださっています。何故なら、苦しみ、悲しみ、さびしさは、自分の魂をきたえてくれる修行として神様が与えてくださっているものだからです。

     「身から出たさび」ということわざがあります。後で自分が困るようなことを自分自身でしてしまうことです。悪い種をまいたら自分で刈り取らなければならないように、世の中の仕組はなっています。だから、「悪の栄えた例はない」ということわざがあるのです。

     しかし、中には自分は何も悪いことをしていないのに、どうしてこんなにつらいことが起きるのだろうか、と思う人もいるでしょう。そのつらいことが神様から与えられる試練、修行なのです。

     自分に与えられた試練だから、自分が乗り切れない苦労はないのです。投げやりにならない限り、必ず乗り切ることができるのです。そして一つの苦難の山を乗り切ることができた時、自分の魂は一段階成長していくのです。

     多くの苦難を乗り越えた人は、多少の苦労や問題事が起きても、動揺しません。黙々と乗り越えていきます。強い精神力がきたえられているので、つらいなーと思うことがあっても、それを一つ乗り越えてしまうと、同じようなつらいことが再び起った時、今度はさほどつらく感じなくなってくるのです。それが魂の成長です。

     私達はそうしたことは頭の中で分かっています。しかし、現実に又新たな試練に出会うと、迷い、苦しんでしまいます。まだまだ魂の修行が足りないのです。忘れてならないのは、私達がこの世に生きているのは、魂の修行のために生かされているということです。この世は修行の場所なんだから、人生毎日が勉強と修行の繰り返し、そしてこの世での修行が終わると、魂の容である、肉体と別れて霊界に戻っていく。そう思えばいいのです。

     そして魂はいつしか、再び更なる成長を求めてこの世に戻って来る。だから、この世には十人十色で色々な魂を持った人がいるのです。その違いは、魂の成長段階の違いです。

     十の修行を得てこの世に戻って来た魂は、十の成長を得て生まれています。五の修行しか前世で得ていない魂は、五の成長の魂としてこの世に生まれてきます。魂の成長によって、この世での苦しみの感じ方も違ってくるのです。

     現在とても苦しい苦しいと思って生活している人は、魂の修行がまだまだ足りない人なのです。成長した魂として再びこの世に生まれてくるために、今つらい修行を乗り越えましょう。少しでも魂の成長がなければ、何のためにこの世に生まれてきたかの意味がなくなってしまいます。最初にお話ししましたように、自分にしょいきれない苦労の荷物は、神様は与えていないのです。自分だからこそ乗り切れる苦労を神様は与えてくださっていると思って、魂の成長のために、今、この世で頑張りましょう。苦しみ、悲しみは必ず乗り切れます。

     動物も植物も魚も鳥も森羅万象この世のすべての物は神から与えられた物です。私達が再びこの世に生まれ変わってくる時、与えられる魂の容は、人間とは限りません。動物であったり、ヘビであったりするかも知れません。犬畜生におとる生活をしていると、再び生まれ変わった時は犬畜生におとるものであるかも知れません。

     将来のこと、ましてや来世のことなど私達には分りません。しかし、はっきりしていることは、今、私達は人間として生きていることです。

    人間として、この世に生を受けたことに感謝し、魂の成長のために、苦労に感謝して、苦難に立ち向かいましょう。

     きっと新しい光があなたの心に差し込んでくるでしょう。


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